新しい Claude Code のセッションは、前の会話を持ち越しません。新しいコンテキストウィンドウはシステムプロンプトから始まり、続いて claude.md ファイルと自動メモリが載ります。CLAUDE.md は、ビルドコマンド、決まり、仕事が終わったと分かる方法といったプロジェクトの事実が毎回ついてくるように追加するマークダウンです。
Claude はこのファイルを強制される設定ではなく、読んで従おうとする文脈として扱います。指示を見て従おうとします。判断にかかわらず止めたい動作は、このファイルではなく、ツールを使う前に実際に止める仕組みに置いてください。permissions.deny ルールを追加するか、ツール呼び出しの直前に走ってその呼び出しを拒める PreToolUse フックです。
置く場所
チームで共有するプロジェクトファイルは CLAUDE.md か .claude/CLAUDE.md を git に載せます。共有しない個人メモは CLAUDE.local.md に書き、gitignore に入れます。リポジトリをまたぐ個人設定は ~/.claude/CLAUDE.md です。Claude は見つけたファイルをつなぎます。規則が矛盾すると、片方しか守られないことがあります。
リポジトリから下書きが欲しければ /init を実行し、package.json を見れば分かる行は削ってください。/context を実行し、Memory files の一覧でファイルが読み込まれたか確認してください。
Claude Code v2.1.277 以降は、作業ディレクトリとその親に CLAUDE.md、.claude/CLAUDE.md、CLAUDE.local.md がないとき、AGENTS.md を自分で読みます。~/.claude/CLAUDE.md は、この有無の確認には入りません。そうしたプロジェクトファイルが一つでもあると、Claude は CLAUDE.md ファイルだけを読みます。例外は、CLAUDE.md に @AGENTS.md があるときと、Project instructions が claude-md-and-agents-md のときです。CLAUDE.local.md を足すと、Project instructions を claude-md-and-agents-md にしない限り、その AGENTS.md の直接読み込みも止まります。
AGENTS.md を読めないセッション(v2.1.277 より前の Claude Code、組み込みの agents-md プラグインを無効にしたとき、v2.1.281 より前の一部のセッション)では、同じ指示を読み込むよう CLAUDE.md に次の一行を書いてください。
@AGENTS.md
内容を複製しないでください。
書くべきこと
二百行未満を目指してください。普通の CLAUDE.md は全文が載ります。長くなるとトークンを使い、守りにくくなります。4 MiB を超えるファイルは読み飛ばされます。コードを見ただけでは分からない事実を書いてください。
- インストール、型検査、テスト、ビルドのコマンド
- 言語の既定と違う決まり
- どの種類のファイルをどこに置くか
- 仕事が終わったことの確認
「きれいに整形」は曖昧すぎます。「インデントは2スペース」「触ったファイルで pnpm test を回してから止める」は確認できます。
複数ステップの手順はスキルに任せ、一部のファイルにだけ関係する指示は .claude/rules/ のパス指定ルールに置いてください。スキルは呼び出したとき、または Claude が関連すると判断したときに載ります。CLAUDE.md は毎セッション載ります。
例
小さなタスク管理アプリ向けの見本です。コマンドはリポジトリに合わせて変えてください。Commands は毎回使うコマンド、Layout はファイルの置き場所、Done when は終わりの確認です。
# タスク管理
## Commands
- インストール: `pnpm install`
- 開発サーバ: `pnpm dev`
- テスト: `pnpm test`
- 型検査: `pnpm check`
## Layout
- UI は `src/components/`
- サーバールートは `src/api/`
## API errors
- JSON `{ error, code }` を、対応する HTTP ステータスと一緒に返す。
- クライアントでネットワーク失敗を握りつぶさない。失敗したらエラー状態を出す。
## Done when
- タスク一覧の空・読み込み中・エラーがすべて描画される。
- 触ったファイルで `pnpm test` が通る。
Claude が同じミスを繰り返したら、具体的な一行を足してください。同じ段落がチャットに貼る手順になったら .claude/skills/<name>/SKILL.md へ移してください。自動メモリは Claude 自身が書いた訂正を保てます。チームが見るべき規則は、いまも CLAUDE.md です。