変わったこと

Anthropicによれば、メッセージスレッドはClaude Platformのパブリックベータで、Messages APIのリクエストから使います。エージェントはターンごとに履歴全体を送り直さずに済みます。コーディングエージェントは1つのセッションで数百回リクエストすることがあり、各リクエストはそれまでのメッセージとツール結果をすべて載せることになります。会話が数十万トークンに達すると、その再送がClaudeの応答開始までの時間を増やします。

最初のリクエストは会話全体を含み、スレッドを開始します。それ以降のリクエストに含まれるのは、新しいメッセージと直前のレスポンスのIDだけです。ターンのあいだ、スレッドはメモリ上に置かれ、暗号化され、ディスクには書かれません。最後のリクエストから5分で期限が切れ、クライアントは会話全体を送り直して新しいスレッドを始めます。

Claudeはターンごとに会話全体を読むため、トークン使用量は変わりません。標準のClaudeトークン料金と既存のレート制限が適用されます。ClaudeDevsは2026年11月2日の投稿で、このメモリ上の保持をサーバー側キャッシュと呼び、直前のメッセージIDを送るよう述べました。後続の各ターンでは、Anthropicの記事が指定するとおり、直前のレスポンスのIDを送ります。

誰向けか

Anthropicがメッセージスレッドを向けるのは、進行中のセッションです。長く動くコーディングエージェント、スクリーンショットをターンごとに再アップロードせずスレッドに残すコンピュータ使用エージェント、文書や画像の多いワークフローです。Anthropicは、運ぶコンテキストが多いほど最初のトークンまでの時間をさらに減らせると述べています。

ほとんどのClaude Codeユーザーでメッセージスレッドがデフォルト有効な状態について、Anthropicは、50万から100万トークンのリクエストで最初のトークンまでの時間の中央値が約35%下がると報告しています。ClaudeDevsも同じ中央値を伝えました。長い会話では、ClaudeDevsは中央値のリクエストが約800 KBから1.8 KBになり、トークン使用量は変わらないと述べました。Anthropicの記事は、リクエストが小さくなると述べています。800 KBと1.8 KBという数字はClaudeDevsの投稿のものです。

パブリックベータの範囲は、ネイティブのClaude Platform、AWS上のClaude Platform、Microsoft FoundryのClaude、Google Cloud上のClaude Models(Anthropic管理)です。

試し方

Messages APIのリクエストに thread パラメータを追加し、Anthropicのドキュメントに従います。ClaudeDevsはベータヘッダーの追加も述べています。

Claude Codeでは、Anthropicによればメッセージスレッドはすでにほとんどのユーザーで有効です。

ベータの限界

一般提供の日付は示されておらず、Anthropicはデフォルトに対応するClaude Codeのバージョンを挙げていません。ほとんどのClaude Codeユーザーが誰を指すのかも定義されていません。発表には、thread パラメータのフィールド、エラー、ベータヘッダー名は含まれていません。

出典

Claude Developers · @ClaudeDevs

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資料と編集方針

2026年11月2日に確認した出典は、claude.comにあるAnthropicのメッセージスレッド記事と、2026-11-02T19:06:08ZのClaudeDevsの投稿です。Claude Codeの変更履歴のうち、バージョン2.1.316(2026年10月31日)からバージョン2.1.300(2026年10月14日)までのノートはメッセージスレッドに触れていません。そのページの2.1.299ノートの残りと、それより前の項目は扱っていません。thread パラメータのMessages APIリファレンス、ベータヘッダー名、エラー時の挙動は扱っていません。遅延やリクエストサイズを別途測定してはいません。